インド 高額紙幣廃止で消費落ち込むなど経済に影響 | NHKニュース

まぁ、今まで使えていた通貨が使えなくなるんだからな。


インドでは先月、高額紙幣が突然、廃止され、流通する新たな紙幣が不足し、消費が大きく落ち込むなど、経済への影響が広がっています。

インド政府は先月、偽札や脱税の対策などとして、日本円にしておよそ1600円の最高額の1000ルピー札と、2番目に高額の500ルピー札の2種類の紙幣を翌日から廃止すると、突然、発表し、新たに発行する紙幣と銀行で交換するよう求めました。

廃止された2種類の紙幣は、流通している紙幣の80%以上を占めており、新札の発行が追いつかず、紙幣が不足した状態が続いています。このため、ひと月近くたった今も、銀行には新札を手に入れようとする人たちが押し寄せ、毎日、長い列ができるなど混乱が続いています。

また、現金決済が一般的なインドでは、現金の不足から買い物を控える人たちが増え、消費が大きく落ち込んでいるほか、賃金の支払いが滞る企業が相次ぐなど、経済への影響も広がっています。

インドは毎年7%を超える高い経済成長を続けていますが、今回の混乱を受けて、今年度の成長率が昨年度より1%程度下がると予測する専門家も出てきており、景気減速を懸念する声が高まっています。

日本企業にも影響

インドで高額紙幣が廃止されたことで、現地の日本のメーカーのなかでは、現金で購入することが多いオートバイを中心に、販売が減少する影響が出ています。

ホンダはインド国内で、年間430万台余りのオートバイを販売しています。現金で商品を購入する人が特に多い農村部を中心に販売に影響が出ていて、ホンダでは、先月の販売台数は去年の同じ月よりもおよそ3割落ち込んだと見ています。このため、ホンダは先月、現地の工場の操業を3日間、休止するなど生産を調整していて、今月も販売の減少が続けば、一時的に生産を止めるとしています。

ヤマハ発動機でもオートバイの販売店の来客の数が先月中旬の時点で、去年の同じ時期よりも5割程度減ったということで、今月までは販売の減少が続く見通しです。また、トヨタ自動車も先月の新車の注文が減少しているということで、今後の状況を注視したいとしています。

一方、大手電機メーカーのパナソニックやソニーは、テレビやエアコンなどの一般消費者向けの製品を販売し、インドを重要な市場の1つと位置づけていますが、今までのところ大きな影響は出ておらず、今後の動向を注視したいとしています。

日本企業は1229社が進出

日本企業にとってインドは重要な市場になっています。ジェトロ=日本貿易振興機構などによりますと、去年10月時点で、インドには日本企業1229社が進出しています。2008年には550社で、経済成長に伴い7年間で2倍以上になりました。

また、去年、日本企業によるインドへの投資額も17億8320万ドル(2000億円余り)に上っています。

情報源: インド 高額紙幣廃止で消費落ち込むなど経済に影響 | NHKニュース

消費、落ち込んでるのかよ。