「残り時間は、罰金を支払います」…身代金要求ウイルス、スマホで急増 顔を勝手に撮影も(1/3ページ) – 産経ニュース

これなぁ・・・

パソコンのデータを開けないようにし、復元のための金銭を要求する「ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)」の標的が、スマートフォンなどのモバイル端末にも移行し急増していることが5日、分かった。今春には日本語表示のタイプが初確認されたほか、利用者の顔写真が「脅し」に使われる例も発覚している。さらに悪質な手口に進化することも予想され、専門家は注意を促している。(福田涼太郎)

ロック解除に金銭要求

「注意!お使いのデバイスがロックされている」。操作が一切できなくなったスマホの画面には、デジタル数字のカウントダウンとともに、「残り時間は、罰金を支払います」とする意味不明の日本語の警告が表示。下部には、撮影した覚えのない自分の顔写真が「犯罪者情報」として掲載されている-。

これは、ランサムウェアに感染したスマホの一例だ。写真は、スマホが勝手にシャッターを切って撮られたものとみられている。

ネットセキュリティー会社「シマンテック」(東京)などによると、犯人側はこうした状態を解除する費用として数千~数万円の電子マネーや仮想通貨などを要求する。自力で復旧するには、スマホの初期化や修理を余儀なくされるケースも多い。同社は「(被害者側が)今後も支払うよう、要求に応じれば復旧させることが多く、金額も抑えている印象だ」と巧妙な仕掛けを説明する。

1年で種類3倍以上に

ランサムウェアは、ウイルスが仕組まれたアプリをインストールすることなどで感染する。そのため、アプリの入手先が比較的自由な基本ソフト「アンドロイド」搭載型のスマホの感染例が圧倒的に多いという。

ネットセキュリティー会社「トレンドマイクロ」(東京)によると、世界で確認されたアンドロイド型を狙ったランサムウェアの種類は、昨年10月は累計4万3千種類だったが、今年10月には3倍以上の14万8千種類まで増加。国内でのウイルス検出数は月平均1万6千件以上となっており、「正確な実態は不明だが、潜在的な被害はかなり多い」と分析する。

実態がつかめないのは、感染した引け目や支払う金額の低さなどから、相当数の被害者側が警察に通報していない可能性があるためだ。

「暴露系」への進化懸念

ある警察関係者は「今後はより強力な種類のウイルスが出てくるかもしれない」と懸念を示す。具体的に考えられているのは「暴露系」への移行だ。スマホから写真などのデータを抜き取り、「ネット上などで公開しない」ことを条件に金銭を要求すれば、被害者側が支払いに応じる可能性が高まるとみられるためだ。

ランサムウェアに詳しい神戸大大学院の森井昌克教授(情報通信工学)は、こうした手口が出てくることは「時間の問題だ」と指摘。「不要なアプリは入手せず、こまめにセキュリティーソフトをアップデートする。怪しいメールも開かない。最低限のことを守ることが大事だ」と予防策について話している。

【用語解説】ランサムウェア

パソコンなどの内部のデータにロックをかけたり、文字を暗号化して読めなくしたりして、復元のための金銭を要求する身代金要求型コンピューターウイルスの総称。「ランサム(ransom)」は身代金の意。ウイルス感染したアプリをインストールしたり、メールの添付ファイルを開いたりすると感染する。海外では10年以上前に確認され、国内でも検出件数が近年急増している。

ランサムウェアに感染したスマホの画面。下部にはこのスマホのカメラで勝手に撮影されたとみられる利用者の顔写真が「犯罪者情報」として表示されている (ノートン提供)
世界のアンドロイド型モバイル端末を狙ったランサムウェアの種類数の推移

最終的に払った方が早いって事で払うんだろうが・・・